引っ越しで家電はどうする?梱包方法や買い替え費用を解説
「引っ越し時に家電は買い替えるべき?」
「引っ越しする時の家電の梱包方法は?」
引っ越し時の家電は、引っ越し業者に運搬の依頼や新品の家電に買い替えるなど様々な取り扱い方法があります。しかし、引っ越し業者に依頼するか買い替えた方が良いのかの判断がわからない…
本記事では、引っ越し時の家電の取り扱い方や梱包方法、引っ越し前にやるべきことをまとめています。
また、家電を運ぶ時に注意点や買い替えるタイミング、不要品の処分方法も記載しているので、引っ越しの時に家電をどうするべきかわからない人は、ぜひ参考にしてください。
目次
引っ越し時の家電の取り扱い方法
- 家電は引っ越し業者の依頼が安くて安全
- 古い家電は下取り処分で安く買い替える
- 家電を自分で運んで費用を抑える
- 引っ越し時に家電サブスクに切り替える
引っ越し時の家電の取り扱いは、引っ越し業者への依頼や処分して新品に買い替えるなど様々です。新居に運ぶ場合、引っ越し業者に依頼するのが安くて安全ですが、自分で運べば費用が抑えられます。
また、長年利用している家電なら引っ越しを機に買い替えたり、家電サブスクに切り替えるのも手です。家電の取り扱いで悩んでいる方は、費用面や利用年数を踏まえたうえで、運搬方法や買い替えを検討するのがおすすめです。
家電は引っ越し業者の依頼が安くて安全
引っ越し業者のここがポイント!
- 引っ越し業者を利用するメリット
- ・大型家電を業者が運んでくれるので安心
・自分で運ぶ際の怪我や破損のリスクがない
・家電のみの運搬なら費用が通常より割安 - 引っ越し業者を利用するデメリット
- ・安く済ませるなら業者の料金を比較する必要がある
・引っ越しの見積もり依頼を出すのが手間
・引っ越しの繁忙期は費用が割高
家電を引っ越しで運ぶ場合は、引っ越し業者に依頼するのがおすすめです。特に、冷蔵庫や洗濯機など大型家電のみを運搬するプランを利用することで、通常の引っ越し費用より割安かつ、安全に運べるのがメリットです。
例として、一人暮らしの引っ越し費用の相場が約10万円前後に対して、冷蔵庫や洗濯機の家電のみなら約8,000円で運べます。引っ越し費用を安く抑えたい方は、大型家電だけでも業者に依頼して運搬する方法がお得です。
家電の引っ越しはクロネコヤマトがおすすめ
※出典:ヤマトホームコンビニエンス
クロネコヤマトのここがポイント!
- らくらく料金検索で費用を簡単に出せる
- 家電・家具の配送料金を地域別で表示
- オプションで電化製品の取り付けも対応
- 引っ越し後すぐに手間なく家電を利用できる
- Web申し込みで手続きが完結
- 電話や訪問がなくWeb上で見積もりを出せる
家電のみの引っ越しは、クロネコヤマト「ヤマトホームコンビニエンス」の利用がおすすめです。らくらく料金検索で配送距離に応じた家電の個別料金を簡単に確認できるので、電話で依頼せずとも費用を出せるのが利点です。
また、家電製品の取り付けオプションやWeb申し込みのみで手続きが完結するのも人気の秘訣です。家電の引っ越し業者に迷ったら、3年連続でオリコン顧客満足度ランキング第1位のヤマトホームコンビニエンスを利用しましょう。
古い家電は下取り処分で安く買い替える
古い家電を利用してる方は、引っ越しを機に下取り処分で新しい家電を安く買い替えるのもおすすめです。下取り処分の利点は、新品の家電を配送してもらえるほか、引っ越しの荷物が少なくなるので、費用面の負担も減らせます。
例として、ノジマ電気で洗濯機を下取りに出すと、最低1,000円~最高10万円ほどで価格が査定されます。下取りする家電で価格は変動するものの、粗大ゴミの処分費用が発生しないため、新しい家電の購入費用を抑えられます。
家電の下取りはノジマ電気がおすすめ
※出典:ノジマ電気
ノジマ電気の下取りポイント!
- 家電の価値に合った金額で下取り
- 従来の下取りは一律価格で高額家電は損する
- LINEで24時間下取り依頼
- 簡単に依頼でき下取り金額も確認できる
- 自宅で下取りできて運搬の手間がない
- 買い替え商品の引き渡し時に下取り
家電の下取りは、ノジマ電気の利用がおすすめです。ノジマ電気は、市場買取価格での下取りやLINEからの24時間依頼、出張サービスで自宅にいながら買い替え商品の搬入と同時に下取りでき、手間なく簡単に手続きが完了します。
中でも、市場買取価格での下取りが魅力で、他の家電量販店は人気メーカーの高額家電でも一律1~3万での下取りに対し、ノジマ電気は家電の適正価格で下取りしてくれるので、商品によっては大幅な値引きをできるのが利点です。
家電を自分で運んで費用を抑える
家電を自分で運ぶポイント!
- 家電を自分で運びたい人の特徴
- ・引っ越し費用をとにかく安くしたい人
・引っ越し先の距離が近い人
・大きめなサイズの車を持ってる人
・家族や友人が引っ越しを手伝ってくれる人
・引っ越し予定まで時間にゆとりがある人 - 家電を自分で運ぶ時の注意点
- ・大型家電の運搬が大変で怪我の危険性がある
・運搬の安全性に欠けるので破損や故障のリスク発生
・荷物が多く遠方の場合は何回か往復の手間がある
引っ越し時の家電は、自分で運んで引っ越し費用を安くするのも手段の一つです。引っ越し業者に依頼する場合は、一人暮らしの引っ越し相場が約10万円のため、引っ越し費用の負担を減らしたい方におすすめです。
ただし、冷蔵庫や洗濯機など大型家電を自分で運ぶため、落としてしまった時に怪我を負ったり、家電が破損・故障するリスクがあります。また、引っ越し先の室内を傷つける可能性もあるので、最新の注意を払って運搬しましょう。
引っ越し時に家電サブスクに切り替える
家電サブスクがおすすめの理由
- 家電の使用感を試して購入を決められる
- 最新モデルの家電を借りられる
- 初期費用を安く抑えて家電を利用できる
引っ越し時に新しい家電の購入を考えている方は、家電サブスクに切り替えて家電を利用するのも手です。家電サブスクは、初期費用を抑えて新品家電を利用できるので、引っ越し費用を少しでも安く抑えたい方におすすめです。
例えば、約3~5万円の冷蔵庫を購入予定の場合、サブスクなら毎月2,000円ほどで借りられます。また、実際の使用感を試してから購入もできるので、高額家電の買い替えで失敗したくない方は、家電サブスクを利用しましょう。
家電サブスクならUchidakeがおすすめ【PR】
- 引っ越しで家電を買い替えようと検討している人は、Uchidakeで使用感を試してから購入するのがおすすめです。格安で冷蔵庫や洗濯機などの家電を借りられる上、納品や設置費用も無料なので、お得に新生活を始められます。
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【家電別】梱包する前の引っ越しの準備
冷蔵庫【中身を空にする】
冷蔵庫の梱包前にやること
- 引っ越しまでに中身を空にする
- 電源を抜いて霜取り
- 引っ越し当日に水抜き
引っ越しで冷蔵庫を運ぶ時は、冷蔵庫の中身を空にしましょう。冷蔵庫の中に食材があると、電源を抜く関係で保存ができず傷みます。
また、水抜きや霜取りをしないと、水が漏れて他の家電が故障する可能性が出ます。引っ越し当日までに必ず霜取りと水抜きを行い、他の家電に被害が出ないようにしましょう。
冷蔵庫の霜取りと水抜きのやり方
① | 製氷機の氷や水を捨てる |
---|---|
② | 冷蔵庫の電源を抜く |
③ | 蒸発皿に貯まった水を捨てる |
引っ越しの予定日前に、製氷機に入っている氷と水を捨てて、冷蔵庫の電源を切ります。事前に電源を抜くことで、冷蔵庫内の霜を自然に溶かせます。溶けた水は、蒸発皿に溜まるので捨てれば水抜き完了です。
洗濯機【水抜きを行う】
洗濯機の梱包前にやること
- 引越し先に運搬できるか確認
- 引っ越しまでに水抜き
引っ越しで洗濯機を運ぶ場合は、事前に水抜き済ませましょう。水抜きをしないと、運搬中に水が漏れて他の家電の故障や荷物を汚す原因になります。
洗濯機の水抜きは、給水側と排水側の2箇所分の水抜きが必要です。水抜きのやり方は、洗濯機のメーカーや機種によって異なるため、分からない時は説明書やメーカーの公式サイトを確認しましょう。
洗濯機の水抜きのやり方
給水側の水抜き | |||||||||
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① | 水道栓を閉じる | ||||||||
② | ドアやフタを閉じて1~2分ほど洗濯をする | ||||||||
③ | 電源を切る | ||||||||
④ | 給水ホースを外す | ||||||||
排水側の水抜き | |||||||||
① | 排水口から排水ホースを抜く | ||||||||
② | 本体から出てくる水をタオルなどで拭き取る |
※パナソニック冷蔵庫の水抜き方法
洗濯機は、給水側と排水側両方の水を抜く必要があります。給水側は、水道栓を閉じた状態で洗濯を1~2分ほど回すことで、排水側は、排水口からホースを抜いて出てきた水を拭き取るだけで完了します。
テレビ【配線周りを整理】
引っ越しでテレビを運ぶ時は、配線周りを整理しましょう。テレビの配線は、テレビ線やDVDレコーダーのコードなど、まとめておくと引っ越し後すぐに利用を開始できます。
パソコン【必ずバックアップを取る】
精密機械のパソコンは、軽い衝撃でも本体が壊れたる可能性があるので、運搬時は注意が必要です。また、故障でデータが復旧できない場合も想定して、事前にバックアップを取りましょう。
エアコン【引越し先で設置できるか確認】
エアコンを運ぶ場合は、引っ越し先にエアコン用の配管穴があるかどうか確認しましょう。配管穴がないとエアコン設置の工事費用として約2万円ほどの料金がかかります。
電子レンジ【中の皿とは別に梱包】
引っ越しで電子レンジを運ぶ場合は、中の皿と本体を別々に梱包しましょう。電子レンジ内の皿は割れやすいので、入れたまま運ぶと破損する原因になります。
家電の上手な梱包方法
家電の梱包は、洗濯機や冷蔵庫など大型家電は引っ越し業者、小型家電は自分で梱包する必要があります。なお、電子レンジやパソコンなど小型家電は業者によっては梱包を断られるので、依頼したい方は事前に確認しましょう。
また、小型家電の梱包はダンボール以外に緩衝材が必要です。緩衝材は、引っ越し業者に連絡して準備するか、100円ショップやホームセンターで購入するほか、タオルや新聞紙で代用もできます。
小型家電の梱包手順
① | 小型家電を緩衝材で包む |
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② | 家電とダンボールの間に緩衝材を入れる |
ドライヤーや電子レンジなどの小型家電は、緩衝材で包んだ後ダンボールに入れ、中で動かないよう隙間を緩衝材で埋めましょう。電化製品はデリケートなので、運搬時のちょっとした衝撃で破損する可能性があります。
破損の可能性を防ぐため、電化製品は1個につき、ダンボールを1枚使用するのがおすすめです。引っ越し業者に連絡すれば、家電にピッタリサイズのダンボールや緩衝材を借りられます。
大型家電の梱包手順
① | 緩衝材で家電を覆う |
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② | 巻きダンボールでさらに家電を覆う ※厚手毛布などでも代用可能 |
③ | 紐などでダンボールを固定 |
基本的に大型家電は、引っ越し業者が梱包してくれます。しかし、業者を利用しない場合は、自分で梱包しなければいけません。大型家電は緩衝材の上から巻きダンボールで覆って梱包しましょう。
巻きダンボールは、約1,000円ほどでホームセンターやネットショップで購入できます。1つのサイズが大きく、使用機会も少ないので、保管スペースがない人は購入せずに毛布で代用しましょう。
引越しで家電を運ぶ時の注意点
事前に大型家電の搬入ルートを確認
確認すべきポイント
- 玄関や部屋の入口の幅と高さ
- 外に面した部屋の窓の幅と高さ
- エレベーターの入口の高さと幅・奥行
- 通路の幅
- 階段の幅と天井までの高さと踊り場の幅
引っ越しで大型家電を運ぶ時は、家電を搬入するルートの幅は確認しておきましょう。当日になって搬入自体ができないトラブルや無理に家電を通そうとして新居や家電が傷つく可能性もあります。
搬入経路と家具のサイズを測ったら、引っ越し業者へ依頼する際に搬入できるか事前に確認しましょう。搬入できる経路の幅は、家具のサイズ+10cmは確保する必要があります。
搬入ルート次第で吊り上げ作業が必要
作業の種類 | 費用の相場 |
---|---|
人力 | 10,000円~ |
クレーン | 15,000円~ |
はしご型昇降機 | 20,000円~ |
特殊作業者 | 15,000円~ |
玄関や通路から搬入できない場合、人力やクレーン車による吊り上げ作業が必要になります。費用の相場は業者や搬入の立地条件によって変わりますが、およそ1万円から2万円の追加料金をみておきましょう。
家電の運び方や積み方
運び方や積み方で気をつけるポイント
- 冷蔵庫や洗濯機は立て状態で運ぶ
- 横にすると中の水が漏れて破損する可能性あり
- テレビやパソコンは液晶モニターは上にする
- 下にすると液晶割れが起こる
梱包したダンボールの上には物を置かない
家電は、些細な衝撃で壊れる可能性があるため、積み方や運び方には注意しなければいけません。例えば、洗濯機を横に積むと中の水が漏れて、周りの電化製品の故障に繋がります。
また、基本的に電化製品を入れたダンボールの上には物を積まないようにしましょう。運送中の衝撃で動かないよう、固定して運ぶのも重要です。
引っ越し時に買い替える家電の費用一覧
家電の費用相場
家電 | 費用相場 |
---|---|
冷蔵庫 | 4~20万円 |
洗濯機 | 4~20万円 |
テレビ | 4~20万円 |
電子レンジ | 1~5万円 |
パソコン | 5~15万円 |
エアコン | 3~11万円 |
炊飯器 | 3~5万円 |
掃除機 | 1~3万円 |
一人暮らしの引っ越しで買い替えることが多い家電の費用相場です。特に、冷蔵庫や洗濯機、テレビなどの生活に欠かせない大型家電は4万円~20万円と買い替え費用の相場が高額です。
引っ越しのタイミングで全ての家電を一気に買い替えるのは、負担が大きいので、長年利用している古い家電やどうしても欲しい家電から徐々に購入するのがおすすめです。
買い替えは年末年始はボーナス時期がおすすめ
家電を購入するおすすめタイミング
- 年末年始セール
- ボーナス支給の月
家電を購入するタイミングは、年末年始セールやボーナスが支給された月がおすすめです。年末年始やボーナスが支給される6月~7月、12月に家電量販店はセールを行っているので、普段よりも安く家電を購入できます。
大手家電量販店のヤマダ電機も「初売りセール」といったキャンペーンを行っているので、家電を安く購入したいという方は、年末年始などの季節の変わり目に購入しましょう。
引っ越しで家電を買い替えるタイミング
引っ越し前に購入して配送手配
引っ越し前に購入するメリット
- 古い家電を下取りで処分できる
- 引っ越し料金を抑えられる
- 新居の間取りに合わせた家電を購入できる
- 引っ越し時の家電の配置が楽
引っ越し時に家電を買い替える場合、冷蔵庫や洗濯機といった大型家電の購入は引越し前に済ませましょう。新規の家電購入時に古い家電を下取りに出せてお得なうえに、無償で処分できるのがメリットです。
なお、新しく購入する家電は、運送料金を抑えるため新居近くの家電量販店で買いましょう。また、引っ越し当日に配送の手配をするために、入居日の2週間前には余裕をもって購入するのがおすすめです。
小型家電は引っ越し後に購入
扇風機やアイロンなど持ち運びできる小型家電は、引越し後に購入するのがおすすめです。引っ越し前に購入した場合、梱包の手間に加えて、引っ越し料金が余計に発生するので注意しましょう。
また、生活必需品ではない古い小型家電を買い替え予定の方は、引っ越し前に処分しましょう。荷物を減らした分、引っ越し費用を抑えられるのが利点です。
不要になった家電の処分する5つの方法
1.不用品回収に対応した引っ越し業者に処分依頼
引っ越し業者 | 引き取り | 買い取り | 処分できる家電 | 特徴 |
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アーク引越センター | 〇 | 〇 | ・冷蔵庫 ・洗濯機 ・エアコン ・テレビ |
・単身、家族などのプランが豊富 ・ピアノや車などの輸送も可能 ・万一の時も十分な補償をしてくれる |
サカイ引越センター | 〇 | 〇 | ・冷蔵庫 ・洗濯機 ・エアコン ・テレビ ・衣類乾燥機 |
・最新家電も丁寧に梱包してくれる ・電気やガスなどもまとめて依頼できる ・dポイントなどの付与サービスもある |
アリさんマークの引越社 | 〇 | × | ・冷蔵庫 ・洗濯機 ・エアコン ・テレビ |
・利用目的ごとに細かくプランが分かれている ・エアコンの取り付けなどの電気工事も対応 ・インターネットの手続きも可能 |
不要になった家電の処分は、不用品回収サービスを実施している引っ越し業者に依頼するのがおすすめです。引っ越しの手続きと合わせて不用品を処分してくれるので、手続きや処分の手間を省けます。
また、買い取りに対応している不用品なら処分しつつお金が増えるので、引っ越しの初期費用に充てられます。引っ越し時に不用品を処分する時は、買い取りをしてくれるアークかサカイ引越センターに依頼しましょう。
2.家電量販店で家電を下取りで処分
メリット | ・下取り分、新しい家電が安く買える ・処分費用がかからない ・処分の手間が少ない ・壊れていても問題ない |
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デメリット | ・家電の買い替えが必要 ・買い取りより安い値段のことが多い ・下取りされない場合もある ・運搬費がかかる場合がある |
家電を買い替える場合は、家電量販店で下取り処分をすれば手間がなく費用もかかりません。例えば、ビックカメラでは冷蔵庫を買い替えの際に、下取りをすれば最大で2万円引きになるキャンペーンを開催しています。
下取りは、リサイクル費用の負担や業者を探す手間が省けたりとメリットが多いです。また、古い型や壊れた商品でも問題ないので、引っ越しを機に家電を買い替えるなら、下取りに出すのがおすすめです。
値段がつかなくても下取りは無料
下取りは、値段がつかない場合でも無料で引き取ってくれる点が最大のメリットです。状態の悪い大型家電の場合、買い取りは難しいので業者に頼んで引き取って貰う必要があります。
例えば、一人暮らしで一般的なサイズの170リットル以下の冷蔵庫の場合、引き取り(リサイクル)にかかる相場は4,000円です。下取りであれば、処理にお金がかからないため、余計な費用をかけずに処理できます。
3.リサイクルショップで家電の買い取り
メリット | ・下取りよりも高額なケースが多い ・新しく家電を購入する必要がない ・処分費用がかからない |
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デメリット | ・買い取りを拒否されることもある ・買取業者を探すのが手間 ・運搬費がかかる場合がある |
家電の処分には、下取りと似た処分方法で買い取りがあります。買い取りは、リサイクルショップに持ち込んだり、ヤフオクやメルカリなどフリマアプリで売りに出す方法です。
人気メーカーや購入して間もない家電の場合は、下取りよりも高値が付きやすいので、買い取りの方がお得です。ただし、壊れていたり型が古かったりすると、買い取りを拒否される合もあります。
回収費用の発生に注意
買取業者に依頼する場合、出張費や運搬費がかかる場合があります。業者によっては、買い取りに来てもらったのに出張費や人件費でお金を払う羽目になる例もあります。
また、買取価格も業者によって変わります。運搬費用や出張買取の有り無しなど、業者を比較するポイントが多いので、複数の見積もりサイトを使って業者を選びましょう。
4.家電を粗大ゴミの回収か引き取りで処分
メリット | ・安く済む(数百円~数千円) ・不用品業者を選ぶ手間がない |
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デメリット | ・大型家電は粗大ゴミに出せない ・申込みや券の購入などが手間 ・指定場所に運ぶのが手間 ・回収日が決められている |
家電を買い替えて、使わなくなった家電を粗大ゴミで回収か引き取りで処分するのは、費用は安く済みますが手間がかかります。家電の処分は、地方自治体への回収依頼や不用品回収業者に利用する方法があります。
地方自治体の回収方法は、依頼する自治体で料金が異なりますが一般的な回収手順は一緒です。「一般廃棄物収集運搬業許可」の許可証を所有する不用品回収業者の利用は、業者の料金を比較して利用するのがおすすめです。
家電を粗大ゴミで回収する方法
- 粗大ゴミセンターに回収の申し込み
- 地方自治体のHPから手数料を確認
- 有料ゴミ処理券をコンビニなどで購入
- 指定の曜日に指定の場所まで家電を運ぶ
粗大ゴミを地方自治体で出すには、「粗大ごみセンターに申込み」「必要な料金を自分で確認」「ゴミ処理券を購入」「家電の運搬」とかなりの手間がかかります。
また、テレビやエアコン、冷蔵庫(冷凍庫)、洗濯機(衣類乾燥機)は粗大ゴミとして出せません。家電リサイクル法によって引き取りでの処分が義務付けられています。
家電量販店での家電の引き取り方法
- 買い替えなら購入するお店に引き取り
- 処分のみなら購入したお店に引き取り
- 購入店がわからない場合、市区町村に問合せ
家電量販店での家電の引き取りは、リサイクル料金+収集・運搬費用がかかります。リサイクル料金は、家電の種類やサイズ、メーカーごとに決められていて、引き取りを頼む業者による違いはありません。
なお、収集・運搬費用は、リサイクルに出す業者によって金額が異なるので、家電量販店ごとに発生する料金を比較して利用しましょう。
種類 | 料金(税込み) |
---|---|
エアコン | 972円~ |
ブラウン管テレビ(15型以下) | 1,296円~ |
ブラウン管テレビ(16型以上) | 2,376円~ |
液晶・プラズマテレビ(15型以下) | 1,836円~ |
液晶・プラズマテレビ(16型以上) | 2,916円~ |
冷蔵庫・冷凍庫170L以下 | 3,672円~ |
冷蔵庫・冷凍庫170L以上 | 4,644円~ |
洗濯機・衣類乾燥機 | 2,484円~ |
※引用:経済産業省 平成29年4月1日時のもの
5.知り合いに譲って処分
引っ越しを機に新しい家電に買い替え予定の方は、不要になった家電を知り合いに譲るのも手段の1つです。知り合いに家電を譲ることで、処分費用やリサイクル料金が発生しないでの処分費用を節約できます。
なお、家電を譲る知り合いには保証期間などが不明で故障時の対応に難があることを予め伝えておきましょう。ただし、新しい家電を購入するのであれば、下取りに出して購入費用を安くする方がお得です。
引っ越しで家電を運ぶ時によくある質問
引っ越し業者は段ボールに入らない家電を運んでくれる?
段ボールに入らない家電は、引っ越し業者が梱包して運んでくれます。冷蔵庫や洗濯機、テレビなど大型の家電は全て梱包してくれて、保証もあるので安心して任せられます。
引っ越し業者は家電を引き取ってくれますか?
アーク引越やサカイ引越などの引っ越し業者が家電を引き取ってくれます。冷蔵庫、洗濯機、エアコン、テレビの4つの家電を処分してくれるので、不要品がある人は引き取ってもらいましょう。
ケーズデンキで炊飯器の下取りはやっていますか?
ケーズデンキは、炊飯器やその他の家電の下取りはやっていません。ただし、ケーズデンキは下取りをしてくれるキャンペーンを不定期で実施しているので、下取りしてほしい方は定期的にキャンペーンページをチェックしましょう。
まとめ:引っ越し時に家電は持っていくか買い替える
家電の取り扱い方法の結論
- 新居に運ぶなら引っ越し業者に依頼
- ヤマトホームコンビニエンスの利用がおすすめ
- 古い家電は下取りに出して買い替える
- 処分の手間がなく初期費用が安い
家電レンタルに切り替えるのもあり
引っ越し時、家電は新居に持っていくか処分する必要があります。新居に持っていくならまず「ヤマトホームコンビニエンス」で見積もりをだしましょう。らくらく料金検索で配送距離に応じた家電の個別料金を簡単に確認できます。
古い家電なら買い替えるのもおすすめです。下取りに出せば新品の購入費用が安く済むうえに、処分にかかる手間と費用が発生しないので、無駄な出費も減らせるのが利点です。
【PR】家電レンタルに切り替えるのもおすすめ
引っ越し時に家電の買い替えで悩んだら、レンタルに切り替えるのもおすすめです。家電レンタルは、使わなくなれば無料で返却できるので処分に困らないほか、商品の使用感を試してから購入もできます。
中でも、サブスクのUchidakeは商品を1,000点以上取り扱っており、納品や設置費用も無料で利用できるので、大学進学や単身赴任で一人暮らしがスタートする方は、洗濯機など高額家電をレンタルして初期費用を抑えましょう。